けいれんになるてんかんや熱性痙攣の薬が効かない時

てんかんは、発作を繰り返す脳の病気で、年齢や性別の関係なく発病するのが特徴です。
症状は、脳の神経細胞に突然起こる激しい電気的な興奮によって発作が起こり、電気的な興奮が起こる部位によって症状は異なってきます。たとえばけいれんと呼ばれる手足が突っ張り体を硬直する発作もあれば、短時間の意識消失、感覚や感情の変化、特殊な行動など症状はさまざまです。
ただ患者ごとに発作の症状はほぼ一定で、同じ発作が起こるのもこのてんかんの特徴です。

てんかんの原因は人によって異なりますが、脳に何らかの障害や傷があることで起こる症候性のものと、様々な検査をしても異常が見つからない特発性のものに分類されます。
発症年齢は幅広く、乳幼児から高齢期まで幅広く発病しますが、3歳以下の発病がもっとも多いとされています。乳幼児期には、熱性痙攣をおこし手足の硬直を起こすこともありますが、この熱性痙攣とてんかんとは原因も症状も異なるので、全く違うものといえます。熱もないのにけいれんを繰り返す場合には、てんかんを考えた方がよいでしょう。

てんかんの治療には、抗てんかん薬を服用する薬物療法が一般的です。ただ薬が効かない場合もあり、そういった場合には脳の手術という治療法もあります。
手術を受ける前には、通常の脳波や長時間の記録ビデオ脳波モニター検査などを行って発作が起こる部分や発作の状態を調べ、手術が可能かどうかを診断します。
代表的な手術には、皮質焦点切除術、多葉切除術、半球切除術、脳梁切除術があり、症状や発症の部位によって選択を行います。このような外科治療は、発作をなくすだけでなく、生活の質も向上しますからとても効果がある治療法といえます。

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