中古車のコンディションをはかる方法の一つに、年式と走行距離があります。年式が新しく、かつ走行距離も短いというのが最も新車の状態に近くベストなコンディションなのですが、当然販売価格も高くなります。中古車を購入する理由の一つは、新車よりも安く購入するということにありますので、これではあまり意味がなくなってしまいます。しかし、年式が古く、走行距離も多いとなると、長く乗ることができない、すぐ故障するのではないかなど、不安が残ります。
そこで、年式と走行距離のバランスを考えながら、予算い合わせて、少しでもコンディションが良くお買い得なクルマを探すわけです。最近はインターネットで簡単に全国の中古車情報を知ることができるので、全国レベルで比較検討ができるようになりました。その中で時々、年式は古いけれど走行距離が少ないお買い得なクルマが売られているのを見つけます。年式と走行距離とを天秤にかけた場合、どちらが重くなるかというと走行距離になります。
走行距離はクルマの寿命に直接関わっていくからです。したがって多少年式が古くても、走行距離が少ないクルマは長く乗ることができます。ただ、極端にエンジンを動かしていない場合は、エンジンのコンディションがあまり良くない場合もあるので注意が必要です。また、年式が古いクルマの注意点はサビです。
クルマの底の部分やマフラー、タイヤハウスの周辺にサビが発生していないかチェックしましょう。ゴム関係も劣化していることが考えられますが、前オーナーが車検の際に交換していれば大丈夫です。