イベント車両の車体には、大きな宣伝が広告されていたり、色鮮やかなカラーリングが施されていることが多いです。いったいどのような方法で、あの精密で美しいデザインを大きなイベント車両の車体に描いているのだろうかと不思議に思ったことはないでしょうか。中には写真なども広告もあり、明らかに手書きで描くのは不可能であることがわかります。実は大型のプリンターを使って印刷した特殊なシートを、イベント車両の車体に貼っているのです。

これをラッピングと言います。ラッピングに使うシートは塩化ビニール製で、国内のメーカーでは3MやAVERY、リンテックなどのメーカーが製造しています。裏側は接着剤がついていて簡単に貼り付けていくことができます。凹凸がある面や曲面になっている面などは、温めると伸びる性質があるので、それを利用して伸ばしながら貼っていきます。

誰でも簡単にできるというわけではありませんが、少し訓練してラッピング技術をマスターすれば、綺麗に貼り付けていくことができるようになるでしょう。イベント車両をラッピングする場合、まずデザインをどのようにするのかを決めていきます。デザインはパソコン上で好きなように作成することができ、完成した状態のイメージをつかむことができます。業者と相談しながらデザインを考えていくとより良いものが完成することでしょう。

デザインが決まれば、あとは大型のラテックスインクジェットプリンターなど使ってロール状になった塩化ビニールシートに印刷するだけです。

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