車にラッピングする際には、複数の人たちで作業をしていくことになります。作業の中での注意点は、まずあまりフィルムを伸ばさないことが挙げられます。ラッピング用フィルムは伸縮性があり、よく伸びます。それにより曲面でも綺麗に貼ることができるわけですが、問題は貼りつけた後に縮む性質があることです。
そのためできる限りフィルムを伸ばさないように気を付けながら、必要最低限の伸びに抑えることが縮みによる失敗を避けるために大切です。ラッピングフィルムをできる限り縮まないようにするためには、外部環境も関係があります。たとえば、外気温は20度前後かつ一定の温度を保つことが良いでしょう。特に夏場の暑いときは、フィルムが伸びやすくなるので注意し、なるべく涼しい環境の中で作業することが大切です。
また、フィルムの量を惜しまないと言うことも大切です。勿体ないからということでフィルムを伸ばすようにして使うと、結局後で縮んでしまい逆に後から余計な費用が発生する原因となりかねません。そうならないためにも車の寸法を測った後、ぎりぎりの量で作業を行っていくのではなく、むしろ寸法以上に余裕をもって行っていくのがコツです。ネットなどを見ると、車ラッピングの色々なやり方が公開されており、それを見れば何となくできそうな気もしますが、やはりある程度の訓練を積み技術を習得する必要があります。
もちろん、自分でできない場合はプロの業者に頼むのが一番です。