コインパーキングにおいては、様々なトラブルがあります。例えば、車両をそのまま放置してゆくというような人もいます。また困ったことに、車の中に赤ちゃんをそのままおいて出かけるという人もいます。赤ちゃんの放置は人命に関わることですので、重大な問題といえます。
さらに、車上荒らしという問題もあります。この車上荒らしを防止するために有効なのは監視カメラの設置です。犯人を特定する上で監視カメラほど威力を発揮するものはありません。しかしながら、コインパーキングの経営者の多くは監視カメラの導入に消極的です。
その理由はコストの問題です。駐車場の整備や保守のためにはたくさんのお金が必要となります。事業を始めるにあたっては、コインパーキング場を整備して舗装をし、さらにフラップ式機器や精算機などを購入する必要があります。これだけでも相当なお金がかかります。
それにセキュリティシステムが加わるならば、果たして駐車料金だけで回収することができるかという問題になってきます。おそらくセキュリティをしっかりするために監視カメラを導入し、回線を取り付けるとするならば、オーナーは赤字になることでしょう。そうしたことを考えるとセキュリティシステムは採算が合わないということで導入を見送るということになります。様々な犯罪を防止するためには監視カメラが有効と言えますが、しかし、コスト面を考えると必ずしも導入は簡単なことではないと言えるでしょう。